fromラピスラズリのかけら 1:シェラートの呼び名論争

以下、吹き出しのみでお送りいたします。あしからず。

フィシュア*フ  シェラート*シ テト*テ

フ:「シェラートって何か呼びにくいな。」
シ:「全然呼びにくくないだろう!」
フ:「シェラとかどう?」
テ:「なんだか女の子みたいだね。」
シ:「……やめろ!!」
フ:「じゃあ、シェト?」
テ:「それじゃあ、余計言いにくくない?」
フ:「そうねぇ、やっぱりシェラかしら?」
シ:「だから、やめろって! 普通にシェラートでいいだろうが! 今度言ったらひねりつぶすぞ?」
フ:「何それ?ジンは契約者に手は出せないはずでしょう?」
シ:「お前は契約者じゃないだろう!」
フ:「元でも契約者は契約者でしょ。私の願い叶えたじゃない。」
シ:「元なら、今は契約者じゃないってことだろう。」
(シェラートが片手でフィシュアの頭を上から押さえた。)
フ:「ギャーーーーー!! やめろ!!」
(何とか逃れたフィシュア)
フ:「け、契約者よ、今も! あなた私を今誘拐してる途中でしょう?」
シ:「何だそれは? 別にっどっか行きたいなら行けばいいだろう!」
フ:「そんなこと言っていいの? 私が衣食住面倒みてやってるのに。また行き倒れるわよ?」
シ:「―――この減らず口が。」(ぼそり)
フ:「何ですって!? シェラート!!」
(テトため息)
テ:「シェラートって呼んでるならわざわざ変えなくてもいいんじゃない……?」
 
 
 
comment
割と初期の設定です。第二章宵の歌姫、宵闇の姫後に入れようと思っていたモノ。
ようやく、フィシュアとシェラートがお互いのことを認めて、名前で呼び合うようになった後のエピソードとして入れたかったのです。
後、ジン(魔人)が契約者には手が出せないってこと。
これは絶対に入れようと思ってたのですが、うっかり忘れてしまいました(笑)
今日(2008.9.7)これを書いたメモが見つかったのが、ボツネタ小屋をおっ立てたきっかけです。
そしてこのネタの代わりに入ったのが、カルレシアの毒ネタと倒れたフィシュアとシェラートの夜のお散歩(?)と愚痴のくだり。
当初の予定ではフィシュアは楽勝で勝つ予定でした。当初からあったのは、フィシュアに向かって飛んできた短剣に気付いたシェラートが「フィシュア」と叫ぶところと、自分に飛んで来ていた短剣には気付かず、代わりにフィシュアが撃ち落とす、という所だけですね。
うん、いかに話を組んでいないかがよく分かる……
で、次の日の朝食話に入るかなっと思ったけど、入れそこね、流れに乗ってそのまま忘れ去られたのです。あーあ。
でも、なんだかすっごくハイテンションで、今は言わなそうな言葉も微妙に入ってたりしたので「これはこれでよかったのかな」と自分に言い聞かせる今日この頃です。

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