from ラピスラズリのかけら 3:用語集+名の由来

最終追加日:2009/10/21 五章22話 まで 追加分:皇族の呼び方とか、黄色の人ジンとか。

本当の本当の名の由来も書いておきますので、よければお楽しみください。
 
*直接、今後の話に関わってこないことも書いています。とにかく、今まで出てきたものを全て載せてみただけなので、興味のない項目はどんどん飛ばしちゃっても構わないと思います!
 
名前、<作中での位置付け、意味>、作中での名の由来、実際の名の由来、髪の色、瞳の色で並べてます。 *登場人物名は、出てきてる頻度にかかわらず、本編登場順です。土地・国名その他
 
 
シェラート<一章~ジン(魔人)。契約者はテト。カーマイル王国出身>:涼やかなる者。カーマイル王国の暦には一日ずつ守護精霊がいて、生まれた日の精霊にちなんでつけることが多い。シェラートの誕生日の守護精霊が氷属性だったことに由る。
→ジェラートが食べたかったから。あ、シェラートでいっかぁと思って。こんな理由なのに、今ではなじんでしまってるから不思議。
 
茶混じりの黒髪。翡翠の瞳。
 
 
テトラン<一章~シェラートの契約者である少年>:テト(強い)ラン(光)。強い光で自分の道を照らせるように、できるなら周りの人の道も照らせるように。
→テトって呼びたかった。とにかく呼びやすく、二文字が良かった。で、続けるなら何がいいかと考えたところランでいっか、と。ラン……光りっぽい!と。
 
栗色の髪。黒の瞳。
 
 
フィシュア<一章~宵の歌姫、宵闇の姫>:フィス(五)+ア(女性名詞によく付く)=フィシュア(五番目の女の子)兄弟姉妹が多かった為、安易な名に。しかも、あまりないので。
→数字っぽい名前がよくて、なおかつ可愛い感じにできたらいいなと思いました。意味をいくつか持たせるのが好きです。
 
琥珀に近い薄茶の髪(なんでこんな長い設定にしたのかは謎)。多少くせっ毛。藍(あお)の瞳。
 
 
ジン(魔人)<片腕に黒の紋章あり。契約者となった人間の願いを叶える>
 
ジーニー(魔神)<人間には見えないが、こちらも片腕に紋章あり。こちらは人間の願いは叶えてくれません>
 
力関係はジン(魔人)<ジーニー(魔神)。階位は圧倒的にジーニー(魔神)が上。500年経過するとジン(魔人)はジーニー(魔神)に変わります。
彼ら自身が転移する場合は、その場所に行ったことがあればできます。
お取り寄せ的転移は、大体の場所を知っている時はそこから、何も分からない時は一番近くの場所から欲しいものを転移させることができます。
その他の詳しいことは、ボツ小屋にあるラピスラズリのかけら2を参照して下さい。
*ジン、ジーニーは本来同じものとして使われていますが、『ラピスラズリのかけら』内では階位を分ける為、ジン(魔人)、ジーニー(魔神)としています。
 
 
ラピスラズリ<ダランズール帝国の国宝とされるまもり石。意味は二通り。幸福を呼び、守る、守り石。魔から護る、魔護(まも)り石。対魔の働きを持ち、ラピスラズリを持っている、または使用している人に魔力による害が及ぶ時はラピスラズリが力を発揮し、勝手に防いでくれます。この効果を皇族に教え、ラピスラズリを与えてくれたのはジーニー(魔神)。その為、皇族のラピスラズリが最も力を持つとされている。ラピスラズリを砕いたものは、青の顔料(絵の具)としても使用されています。宵の歌姫の証でもある
→ただ、私が好きな石なのです。色が特に!
 
 
ザイール<一章で出てきて、フィシュアに振られた領主;なんか酷い説明(笑)>:特に考えてません。
→本当はむさい髭もじゃのおじさんの悪徳領主にしようと思ってたので。濁音はちょっと悪そうなイメージが私の中であります。
 
焦げ茶の髪。肩まで伸びた髪を一つにくくっております。
 
 
ラルー<砂漠の終わりの街、フィシュアとテト・シェラートが一度別れ、再開した場所。チェドゥン地方(本編中に名は出てきてません)に属します。ちなみに、砂漠地帯はチェドゥン地方には入りません>
*ラルーがever afterとかぶってるとかそんなことは言ってはいけません(笑)!
 
 
ロシュ<二章~登場、フィシュアの部下、宵の歌姫の護衛官であり皇宮から彼女に遣わされた武官>
→なんだか、勝手にフィシュアが彼の名を呼び始めてくれました!考えなくてよかった、と喜んでたら、メモをしていなかった為、忘れてしまい、思い出すのには苦労しましたぁ!
 
焦げ茶の髪。薄い空色の瞳。
 
 
ホーク<二章~登場、フィシュアの部下、伝令係>
→鷹っぽいイメージなので、そのままホーク。たぶん地元の野球チームのホークスが頭にありました。あまり、野球は見ないのですが、やはり慣れ親しんでいたようです。
 
茶の羽。黒の瞳。鋭いくちばしと鉤爪を持つ。
 
 
宵の歌姫<代々受け継がれている称号。現歌姫はフィシュア。元はただの歌い人だったが、歌いながら国内や時には諸外国を回る為、間接的に彼女は各地の実情を見ることになる。それが、いつの間にかダランズール帝国皇帝からの命となり、その後、彼女は直接、皇帝へと各地の実情を伝えることになったとされています。
彼女には一人専属の護衛官(現在はロシュ)がつけられています。翼を逆さにしたような形のラピスラズリの首飾りは宵の歌姫の証。彼女のことはダランズール帝国内で広く知られていて、彼女が歌った宿には多くの客が集まり、相当な収益となる為、ほぼ確実に宿代がただになります! その他の皆が商品をまけてくれたり、くれたりするのは全て彼らの善意によるもの>
 
 
魔女<東、西、南、北の国にそれぞれ一人ずついます。女>
 
賢者<南東、南西、北東、北西の国にそれぞれ一人ずついます。男>
 
魔女、賢者は共に称号のようなもの。絶対に八人という訳ではなく、時代によっては多くなったり少なくなったりする時もある。けれど、多く産まれすぎることも少なすぎることもなく、しかも、地域は見事にそれぞれの場所にばらけている。
彼らは人間なので寿命は人間と変わりません。大きな魔力を持って生まれた人間というだけ。高い魔力があるとみられる子どもは親元で育った後、他の子どもたちが学校に行く代りに、魔女や賢者の弟子となり、魔力の統御の仕方を習います。
師匠である魔女や賢者から一人前と認められた時点で、“魔女”と“賢者”の名を譲り渡され、その役目ごと受け継ぎます。
主に彼らは相談を受けたり、占いをすることが主であり、力が大きすぎる為、できるだけ国政や争いに関わってはいけません。各魔女、賢者で得意とする分野はあります。現在、現魔女・賢者の他に彼らの師匠、子弟を含めた、いわゆる魔法使いのような力を持つ人物は全部で17人です。
 
 
サーシャ<二章、夜伽話、東の国の魔女、カーマイル王国の出。十三歳、史上最年少で魔女の座を受け継ぎます>:たなびく者。シェラートの場合と同じで、サーシャの誕生日の守護精霊が風属性だったことに由る。
→彩とか紗という漢字が好きなので、そのイメージ。
 
エメラルドの瞳。黒髪。彼女の髪は波うつ癖毛。ふわふわです。たなびく、つまり、たゆたっているので。現在40代。
 
 
ガジェン<二章、夜伽話、海賊頭領>:特になし!
→夏だったので、窓に蛾がいっぱいとまってた。蛾、が、ガ、ガジェンでいっかぁ! となりました。あと、やっぱり、濁点が欲しかった。
 
茶の髪。青の瞳。現在40代。
 
 
アズー<二章、夜伽話、酒場の前に捨てられていたところをガジェンに拾われました。サーシャとガジェンの長男>
 
茶の髪。青の瞳。現在20代。船乗り。
 
 
ボッチェ<二章、海賊一味、ガジェンの部下>
→『春:プリマヴェーラ』で有名な画家ボッティチェリより。
 
サーシャとガジェンは現在40代で、20人の子の親です。皇都で行くあてのない子どもたちを引き取り、自分たちの子として育てております。貢献しているということで、ダランズール帝国皇宮は彼らを援助していたりします。
一応夜伽話~で今出てきてるのは、アズー、クィーナ(黒髪、青の瞳)シタン(黒髪、緑の瞳)。クィーナとシタンのみが彼らの実子。
 
 
ダランズール帝国<『ラピスラズリのかけら』の舞台となっている国。西側の大陸の東端にある。大河と砂漠、山、海を併せ持つ。北西の賢者がおります。まもり石はラピスラズリ>
 
茶の髪、青系または黒の瞳が一般的。
 
 
カーマイル王国<シェラート、サーシャの出身国。ダランズール帝国とは海を挟みますがそんなに遠くはないところにある隣国です。ダランズール帝国から見て、東。よって、カーマイル王国がある大陸は東の大陸と呼ばれます>
→近くに某カモミールのハンドクリームがありました。ドイツ語で書いてあるその名を無理矢理読んでみました。
 
黒髪、緑系の瞳が一般的。
 
 
ナディール(季節風)<西から東へと吹く冬の到来を告げる風。秋の終わりから、春の初めにかけて)
 
 カーマイル王国とダランズール帝国に挟まれた海洋では、ナディール(季節風)の季節がやってくると海が荒れる為、小さな船では海を渡ることはできません。
 西から東に向かって吹く風。ダランズール帝国内においてはナディール(季節風)が砂漠の乾燥した温かな空気を運ぶので、砂漠以東は冬もそんなに寒くないです
 
 
リティシア<二章で出てきた、花嫁のお母さん>:両親が好きだった花、リティシュルームアから。彼女の父は求婚の際、その花を母に贈ったのだそう。
→多分、“り”がつくものが近くにありました。
 
 
リティシュルームア<小さな紅色の花>
 
 
数字1(アーネ)、2(ネジュ)、3(トゥッス)、4(クレ)、5(フィス)、6(ポル)、7(ソーラ)、8(ヒュイ)、9(パピ)、10(ニッカ)>
→完全に言いやすさ重視でした。初めっから決まってたのは5(フィス)だけ。
 
 
パピレイユ<9枚のパイ生地と木の実を交互に重ねて作ったお菓子>:パピ(9)+レイユ(葉)。レイユはここではパイ生地のことを指す。
→お菓子が出したかった!
 
 
精霊<東の大陸に住んでいるジン(魔人)達のような存在>
詳細はボツ小屋のラピスラズリのかけら2をご覧ください!
 
 
ミシュマール地方<テトの村がある地方、砂漠に割と近い。チェドゥン地方と隣接。(位置関係は砂漠、チェドゥン、ミシュマール)山岳部は乾燥帯で人は少ない。平野部は割と人がいます>
→近くに、ミッフィーの手帳2008(家用)がありました。
 
 
エルーカ村<テトの出身村。謎の病が流行>
→なんかハーブの名であったような気がする。
 
 
バデュラ<二章、宵闇の姫の舞台となった街。ここまでは、まだチェドゥン地方ですが、限りなくミシュマール地方との境目に近い。ここから、飛んで、テトの村へと向かいます>
 
 
インクペン<その名の通りペン。ただ、インク壺は必要とはせず、柄の部分にインクが入ってます。習字ペンみたいな感じ。ガラスでできたものから金属でできたものまで様々>
 
 
マール<二章、宿の酒場で強盗団の情報を教えてくれたおじさん>
→近くにムーミンの手帳2008(外用)がありました。むー……ま、み、む、め、も、ま、〇、丸、マールです!
 
 
エネロップ<二章、バデュラの街にいた強盗団。夜、外に出てる人を襲います。彼らがバデュラにやって来たせいで治安が悪くなり、昼もスリ等が横行してしまいました>
→近くにあった繰り返し使える乾電池“eneloop”から。
 
 
ピット<二章、エネロップが根城にしてた酒場。店主は彼らに捕まりました。バデュラの西に位置する>
→近くにあったスティック糊の“消えいろPit G”から拝借させていただきました。
 
 
ノーグ<二章~三章、エネロップの頭。戦いが好き。勝てそうだったら戦いを楽しみますが、負けそうだったら速攻で逃げるそうです。結構強いです>
 
 
警備隊<警察のような役割。街の治安を維持します。皇宮からは、宵の歌姫と彼女の護衛官の二人をどんな場合でも援護するように言われています>
 
 
ヴェルム<二章~三章、バデュラの街警備隊隊長。詰所はバデュラの東>
→近くにオランダの画家フェルメール(Vermeer)のしおりがありました。このオランダ語の彼の名からですね。
 
 
宵闇の姫<元々は護衛官だけが担っていた仕事をフィシュアが少なからず担うようになったことで発生した後付けの称号。きっかけは、護衛官が瀕死状態に陥ってしまったことに由る。フィシュアは自身と護衛官の生存率を少しでも上げようと、自ら剣術を習うことになりました。
 宵闇の姫の存在を知っているのは、護衛官、上司である皇宮の人間、警備隊のみ。警備隊の皆からは“宵姫”と略されて呼ばれています。それは、宵の歌姫と宵闇の姫が同一人物だと分からないようにする為でもあり、もしその言葉を聞かれたのだとしても宵の歌姫のことを言っているのだろう、と周りの人に思わせる為です>
→月の出ない夜の話にしたかったので、宵闇。
 
 
アエルナ地方<砂漠の東端からチェドゥン地方のちょうど北に位置します。全て山岳地域。テトが叔母さんの住んでる街へ向かう途中に通った山の道というのは、このアエルナ地方から入る道のこと。本来、旅人は砂漠越えを避け、遠周りでも、アエルナから繋がる山岳部を通る道を選びます。
 フィシュアが何者かによって村が消された事件の調査の為、本来向かうはずであり、結局ロシュに向かわせたのもアエルナ地方>
 
 
カルレシア<主にアエルナ地方に生息する毒の花。小さく可憐な黄の花を咲かせるが、その根は猛毒。ほんの一滴で牛をも倒せるらしい。普通の人間なら苦しむことさえ出来ず一瞬で死んでしまう代物。なので、解毒剤は一応開発されていますが、あまり役に立たず、主に体に毒を慣らす為だけに使われています。カルレシアの毒に耐えることのできたフィシュアは恐ろしく毒に強いということになります>
 
 
ヒュス、ソウラ、カゼリア<シェラートがつくったカルレシアに対する解毒剤に使用された薬草。どれも割と値が高め。一般に人間達の間で出回っている対カルレシアの解毒剤はヒュスとソウラを組み合わせたもののみ。カゼリアには早くなりすぎた呼吸を落ち着かせる効果があるので入れた方がより良いらしい。ただし、この解毒剤はこの世のものとは思えぬほどドロドロとして、苦く、不味い>
 
 
エリアール<三章。テトの家の近所のおばあちゃん。昔からテト一家と懇意な付き合いをしておりました>
→近くにエリエール(ティッシュ)の箱が落ちてました。
 
 
ミフィア病<特に子供がよくかかる病気。もちろん大人がかかる場合もあり、その時は症状が少し重くなります。潜伏期間中は自分がかかっていることは全く分かりません。発症後の症状は咳。熱は出ず、一週間もすれば引きます。エルーカ村の病はミフィア病が特異変化を起こしたもの>
 
 
ズイの葉とイーラの根<エルーカ村で起こった病への対処の為、シェラートがつくった薬に使われた原材料。どちらも道端など、どこにでも生えているので手に入れることは容易い。しかし、本来のミフィア病の処方箋とは全く違うものです。病の構成が視えるシェラートがからこそすぐにつくれた薬でした。あの後、丸薬の作り方はちゃんとシェラートから伝授され、一般医師の知識として出回りつつあります>
 
 
ライー<穀物。簡単に言うとお米のようなもの。おかゆにしたりして食べます>
→ライ麦から。
 
 
イベウル<三章。バデュラから派遣された警備隊の一人。バデュラ警備隊副隊長>
 
 
ルネシィ<三章。村で起こった異変を教えてくれた女の子。見たこともない蝶の話を仲の良かった青年、ルモアから聞いていました>
 
 
ルモア<三章。村の青年。ルネシィのことを可愛がっていた。普段村人の寄り付かない泉へ行ったことが村に災厄を引き起こしてしまいました>
 
 
キックリーレ<本来はガンジアル地方のみに生息する水場を好む非常に貴重な蝶。蝶の麟紛が乾燥した空気の中を飛び、ミフィア病と結合したことで、特異変化してしまった>
 
青緑の羽。光の具合により、青、緑、時には黄に変化。
 
 
ロージィ<テトランの母。テトが村に辿り着く10日前に病により死去。これは、テトがシェラートと出発する少し前になります>
 
栗色の髪。黒灰の瞳。
 
 
デュウラ<テトランの父。テトが二歳の時に死去。ロージィ曰く「すごく優しくて、強い人」だった>
 
テトは母似。真っ黒な瞳と笑顔は父似。
 
 
ガンジアル地方<この地域を流れるペルソワーム河と、皇都側にある海から発生した水蒸気がガンジアル地方に隣接しているミシュマール地方とアエルナ地方の山岳部に当たることによって雨雲が発生する。その為一年を通すと他の地域に比べ雨量が多い。雨季も存在する>
 
 
ペルソワーム河<ダランズール帝国を南から北へと縦断し、海へと流れつく大河>
 
 
リシュトワ<四章。香油で栄えるガンジアル地方の街。一点物を求めて各地から客が足を運ぶ。店に並ぶ香油瓶が様々な色である為宝石の街とも呼ばれる>
 
 
ジーニー(魔神)とトゥッシトリア(三番目の姫)<四章。割と有名な御伽話。フィシュアは祖母から聞きました。トゥッス(3)+トリア(姫)=トゥッシトリア。名前ではなく、三番目に生まれた姫という意味。彼らはシェラートの知り合い>
 
 
メイリィ<四章。水端の巫女。生まれつき言葉を発することができません>
 
金茶の髪。空色の瞳。髪の長さは肩下。
 
 
ディクレット<四章。村の神官。メイリィの育ての親のような存在>
 
黒茶の髪。黒の瞳。
 
 
水晶<あらゆる負を浄化させる働きを持つ。水端の巫女は水晶の連なった首飾りをつけております>
 
 
水神<四章。メイリィ達の村の神として崇められている>
 
 
大神官<四章。村から絶対的な信頼を寄せられている存在。誰も大神官の言葉に逆らうことはできません>
 
 
水端(みずはな)の巫女<大神官のお告げによって選ばれる巫女。水神の端に常に寄り添う巫女の意>
→“水“を辞書で引き、出てきたものの中から、読み方で選んだ名前。古語らしい。
 
 
水初(みそめ)の儀<水神と水端の巫女の婚儀。実際は、水神の怒りを鎮め、雨を請う為に水端の巫女を贄として捧げようと考えられた儀式>
→そのままで、見初めの儀。
 
 
パドマ<四章。前大神官。母に殺されそうになっていたメイリィをディクレットと共に助け、育てていた。村人から疎外されないようにとメイリィを水端の巫女に指名したのも彼>
お告げの内容は、メイリィが声を発せないのは彼女が水神に愛されている証拠だと言うこと。メイリィが自分以外の他の者と話すのを厭うたからだとした。
 
 
ヘダール<四章。水神。ジン(魔人)。齢450を超え、もうすぐでジーニー(魔神)に。ガンジアル地方水不足の原因をつくった張本人>
→へたれ、へたーれ、ヘダール
 
銀の髪。銀蒼の瞳。見てくれだけは良い。
 
もろもろの水を奪ったのは、大浴場が欲しいと言っていたヴィエッダに気に入られようと思ったから。消えた水は、河から、大浴場を経由し、また河へと戻されます。なので、下流に位置する皇都の水量は減らず、発覚が遅れました。
 
 
ヴィエッダ<四章。ジーニー(魔神)。シェラートと知り合い。けばけばしい化粧にも関わらずしっくり纏まっている妖艶美人。ランジュールとは熟知の仲。アジカとも仲の良い友達でした>
 
亜麻色の髪。金の瞳。
 
ヴィエッダにとっては出会った頃からシェラートは幼い存在でしか無いので、彼女は彼をシェラ坊と呼びます。シェラートからは嫌がられていますが、結構本気で彼のことを心配していたりします。弟みたいな可愛い存在なのでしょう。シェラートにとってのテトのような。
 
 
ランジュール<ジーニー(魔神)の王的存在であったが、シェラートに力を全て受け渡したことにより人間になった。今では御伽話の登場人物として語り継がれている。皇家にラピスラズリの力を与えたのは彼>
 
 
アジカ<御伽話のトゥッシトリア(三番目の姫)。ランジュールに攫われ、いろいろあって恋に落ちます。最終的には人間になったランジュールと皇都から少し離れた川辺に屋敷を建てて暮らしました>
 
薄茶の髪。藍の瞳。
 
 
オクリア<四章。焼き菓子で有名な皇都の高級菓子店。>
 
サクレ<四章。皇都にある香水の高級店>
 
オンプロバ<四章。皇都にある化粧道具専門高級店>
→L'OCCITANEに書いてあったEN PROVENCE(プロヴァンス地方)から。
 
ルビラルダ<四章。皇都にある宝石装飾具の高級店>
→ルビーから。
 
フィシュアは「多分大丈夫」とか言ってますが、実際は彼女の動かせる範囲のお金だったら楽勝で買えちゃう代物です。それでも、自分の為に買うとなったら、フィシュアは間違いなく買わず、代わりに必需品を買おう、と思うような額ではあります。
 
 
リーア<四章。シェラートの幼馴染みであり、親友の婚約者の相手>
シェラートに不治の病を治してもらった彼女は予定通り結婚して、普通に幸せな人生を送りました。彼女はシェラートがしたことについては全く知りません。ダランズール帝国に行くってことだけ聞いてました。
 
 
暗緑石の耳飾り<四章。ヴィエッダからフィシュアが譲り受けたアジカの耳飾り>
一見闇色。光を受けると、中で翠に光る。
 
 
ラマル<五章。東の大陸の端にある小国。ダランズール帝国からは遠いらしい>
→コアラのマーチの消しゴムが近くにあったのですよ。
 
 
薄桃の磨りガラスの腕飾り<五章。フィシュアがアズーから貰ったラマルのお土産。ラマルのお守り>
  
 
シュザネ<夜伽話2~。五章~。北西の国の賢者。ガジェンの酒飲み仲間。ラピスラズリの効果についてガジェンに入れ知恵をしたのも彼。ダランズール帝国皇都在住。フィシュアの老師(せんせい)>
 
白髪。白い髭は割と長い。おじいちゃんです。
 
 
クィーナ<夜伽話3~。サーシャとガジェンの長女。次期東の国の魔女候補。魔女から生まれた初めての魔女>
→クィーナの発音はキーナに近かったりします。
 
 魔女の子が魔女。賢者の子が賢者。というのは今までになかった事態。その為、魔力は強い。けれど、言の葉を喋れるになった今ではまだまだサーシャには及びません。魔力が大きいのと、それを統御して使うのはまた、別なのです。
 余談として、現在(ラピスラズリのかけら本編の時間)は親元を少し離れたところで、占いを主な仕事として修業中。まだ、魔女の座は受け継いでません。というか、譲ろうとしたら「経験をそんなに積んでないから、まだいい!」と言って出てってしまいました。母が師匠だからこそ許された我儘です。サーシャの場合はソラリアに押し付けられたのが近いような。能力としては充分大丈夫ではあったのですが、「もう教えることないわ~!」と言って、ソラリアはさっさと自由気ままな生活に身を投じました。
 
黒髪。青の瞳。アズーとは三歳差。現在二十代。
 
 
ティア<五章~。サーシャとガジェンの三女>
→化粧落としのTIFAから。微妙ー……
 
亜麻色の髪。青の瞳。
 
 
イオル<キリ番番外編1話・五章~。フィシュア義姉で、従姉妹。皇太子妃。オギハの妻>
 
薄茶の髪。紺碧の瞳。
 
 
オギハ<五章~。フィシュアの長兄。アーネトゥス(一番目の皇子)で皇太子。イマルの夫>
→妹の修学旅行先が、オーストラリアだったので、オウジィにしようと思ってた。けど、オウジィって皇子そのまま!? になるので、却下。で、オジィにしようと思ったのですが、また、おじいちゃんになる! って気付いたので、変更。オギハに落ち着きました(笑)威厳ないなぁ。
 
薄茶の髪。藍の瞳。
 
 
ファイ<早文用によくつかわれる鳥。ホークもこの種>
 
茶の羽。黒の瞳。
 
 
ファッテ<五章~。皇宮侍従長の要訳。主に第一皇族(現皇帝と御子と、皇帝・皇太子の配偶者)に仕えます。
→横にTIFFAのクリームがあったので、適当に組み合わせ。でも、この回“フ”で始まるものが多いことに後で気付きました……
 
白髪混じりの焦げ茶髪。水色の瞳。紐で固定のメガネ付き。
 
 
フィストリア(五番目の姫)<フィス(5)+トリア(姫)。第五皇女の意味。現フィストリアはフィシュア>
 
代々継がれる名。フィストリアを継ぐものが、宵の歌姫の名も継ぎます。(強制)
 
他の皇族も、数字+トゥス(皇子)・トリア(姫)の名で呼ばれます。並べてみると。
 
1 アーネトゥス    アーネトリア
2 ネイジュトゥス   ネジュトリア
3 トゥッシトゥス    トゥッシトリア
4 クレイトゥス     クレトリア
5 フィストゥス     フィストリア
(以下省略)
 
……という感じ。それぞれ、細かく分けられた役目を先代から受け継ぎます。役目が与えられるのは各々五位まで。それ以下のトゥス(皇子)・トリア(姫)も何かしら役目は負いますが、決まったものはありません。
フィシュアが持ってるラピスラズリの首飾りのようなもの(ラピスラズリ付きのなにか)を持っているのも第五位まで、その他は皇帝・第一皇妃です。でも、この二人はあんま仕事してないので、皇妃の証のラピスラズリは現皇太子妃であるイマルが譲り受けています。
第五位までは確実に存在しなければならないので、妃は大変です。妾腹もOKというか、それが普通。生まれた順に上から名が与えられます。それでも、生まれないときは仕方がないので、第二皇族から養子をとり、名と役目を与えます。
こんな妙なしきたりができたのは、ランジュールからラピスラズリを貰い受けるよりも大分前。第六代ダランズール帝国皇帝が、皇位争いに辟易して、役目を細かく分けちゃったのが始まり。暗殺しちゃえば、確かに皇位は繰り上がりますが、少しでも、疑われた時点で、その輩は皇位継承から外されます。
 
  
サラディエ侯<皇宮に来てた地方豪族。まだマシ呼ばわりされてた人>
 
候は侯爵ではなく、貴族の名を呼ぶ時につける敬称。
 
 
ルディ<五章~。フィストゥス(五番目の皇子)。フィシュア弟。皇都警備隊総括役>
 
薄茶の髪に藍の瞳。証は腕輪。ちなみに、前フィストゥス(叔父)の現在の仕事は警備隊総括役で、彼より上。これも繰り上がり制で、そのうち受け継ぎます。
 
 
ドヨム<五章~。トゥッシトゥス(三番目の皇子)。フィシュア兄。皇都軍軍将>
→打てば響く!どよめくのどよむ。
 
茶の髪に藍の瞳。証は長剣。前トゥッシトゥス(叔父)は帝国軍軍将。
 
 
リムーバ<ダランズール帝国、北西にある街。砂漠から見ても北西端に位置する>
→リムーバブルディスク……
 
シェラートとテトが出会った街。テトの叔母さんが住んでたのもここ。
 
 
ヒビカ<五章~。ネイジュトゥス(二番目の皇子)。フィシュア兄。文官まとめ役>
→打てば響くの響く。
 
薄茶の髪に藍の瞳。証は懐中時計。先代(叔父)は宰相。
 
 
トゥイリカ<五章~。アーネトリア(一番目の姫)。フィシュア姉。国内交の架け橋>
 
薄茶の髪に藍の瞳。証はイヤリング。
 
 
ウィルナ<五章~。ネジュトリア(二番目の姫)。フィシュア姉。国外交の架け橋>
 
茶の髪に藍の瞳。証は髪飾り。
 
 
キャピエ村<アエルナ地方の村。この村の端の野に難民が野営をしている>
 
 
センジダ候<アエルナ地方西部の領主の一人>
 
 
ツィルタ<店員のお姉さん>
 
ロシュと同年で、フィシュアとも昔からの顔馴染み。この人は無事に逃げてます。
 
 
ヒュンテ<五つ弦の楽器。竪琴のようなもの>
 
 
イリアナ<先代フィストリア。現皇帝の妹。亡きフィシュアの叔母>
 
稀代の歌姫。フィシュアにフィストリアと宵の歌姫のあり方を指導したのもこの人。後追い自殺で死亡済み。
 
 
ディーオ・トリア<小さな姫君。ディーオ(小さい)+トリア(姫)>
 
フィシュアが、フィストリアの名を受ける前に呼ばれていた呼称。
 
 
ナイデル候
 
紺の瞳に、茶の髪。どこにいるのかよく分からなかったのに、なんか帰ってきちゃったおじさん。フィシュアのトラウマの原因を作っちゃった人。イリアナの元婚約者(解消済み)。
 
 
サクレ<吟遊詩人。イリアナの恋人。死亡済み>
→サクレ・クール
 
ヒュンテを奏でるのがとても上手く、イリアナ、と彼女の護衛官と共に旅をしてました。彼らと出会ったのもお互いの旅の途中。サクレの奏でるヒュンテにのせて、イリアナが歌ってました。
「登場人物に関する30のQ」のフィシュア項目にあるフィシュアの初恋の吟遊詩人さんはこの人。
フィシュアに言付けられた場所で待ってたところ、ぐっさりとやられてしまいました。
 
 
ホーリラ<ロシュ妻。フィシュア付き侍女>
→ホウレンソウ
 
妻子持ちだったロシュ。子供は男児。フィシュアを「フィーシャ」と呼んでは敬称付けてないと両親から怒られるそんなお年頃。 
ホーリラもフィシュア第一主義者の為、フィシュアに嫉妬するというよりは、フィシュアから祝福を受けまくっているロシュの方に嫉妬しています。そんな夫婦! 第一はフィシュアの似た者夫婦!
 
 
オレオ<イリアナの護衛官。つまり、先代フィストリア付き>
→いえ、そのままあの有名なお菓子です。おいしいですよね!
 
ロシュを後任として選んで、フィシュアのとこに連れてきたのもこの人。
 
 
プレディの庭園<サクレがざっくりとやられた場所。皇宮にある木漏れ日の庭園>
 
 
ランティアの庭園<皇宮内で泉のある庭園>
 
先代フィストリアに好まれていた場所。集いの場。練習の場。イリアナが入水自殺したのはここの泉。
 
 
宵の歌姫の歌
 
イリアナが最も愛した歌。フィシュアが最も苦手とする歌。歴代の歌姫によって継がれてきた歌。ただ歌詞の解釈は継がれていません。そこは、各歌姫によって解釈が違うという。5-14にちょっと出てた歌詞全文は、少年とジン(魔人)と宵の歌姫の二話に。一応、ここにものせときますが、深い意味はないです。覚書。探すのが大変だからとか、ここに載せてるのは全部そういう理由です。
 
泡沫の淡い雫は 闇に溶け
朝日に還る 夢を見る
砂をばら撒き 掬い上げ
星を砕く 夢を見る
 
ただ一縷の望みをかけて
願うしかないのです
泣きたくても泣けない夜は
やはり あるのですから
 
いつか消えてなくなるというのなら
一体私の存在を 誰が覚えているというのでしょう
それでも私は歌い続けなければなりません
せめて心に降り積もり 誰かの糧となるように
 
甘やかなさざめきに惹かれ
触れられぬ水に落つ 夢を見た
 
 
オーナ・トゥス(大きな皇子)、オーナ・トリア(大きな姫)
ディーオ(小さい)の反対。先代のトゥス・トリアたちのこと。皇帝の兄弟姉妹。
例えば、現代のフィストリア(五の姫)が次代へ役目を引き継ぐ時に……
フィストリア→オーナ・フィストリア
ディーオ・フィストリア→フィストリア
となる。ですが、正式名で呼ばれることは複数の皇族がそろっている時しかないので、大抵ディーオ・トリア、オーナ・トリアで通ってる。
 
 
ザハル
主はナイデル。黄眸のジン(魔人)。属性:土
 
 
 
*****
 
 
シタン<夜伽話4~。サーシャとガジェンの次男>
 
黒髪。緑の瞳。アズーとは七歳、クィーナとは四歳、離れております。現在二十代かその手前。学者。
 
 
ソラリア<夜伽話6~。前東の国の魔女。サーシャの師匠。カーマイル王国在住。精霊が見え、意思疎通も可能>
→地元のデパートの名。服は大抵ここで揃えます。
 
黒髪ですが、白髪が半分交じっております。なので、灰。でも、銀色に見えます。新緑の瞳。
 
 
スイ<夜伽話8~。サーシャとガジェンの次女。シタンに連れてこられる>:シタンが呼び始めた呼び名。彼お気に入りの物語に出てくるジーニー(魔人)の持ち物である黒水晶から。
 
栗色の髪。黒の瞳。アズーとは七歳、クィーナとは四歳差。シタンと同い年。
 
 
黒水晶<邪気を祓う。*未知なる可能性を意味する>
*黒水晶は現実世界では未知なる可能性という意味は持ってません!一応;
 
 
これで今のところ全部のはず! とりあえず、増えたらまた付け足して行こうと思います。
とりあえず、お疲れさまでしたぁ!
 
 
 
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